
昔々のその昔、ティブロンがカナダはバンクーバーに住んでた時のお話です。
ダウンタウンの9階建ての見晴らしのいいアパートメントに住んでおりました。
スタンレーパークも近く、とっても環境のいいところ。
夏には、バルコニーから花火も見えたりして、花火見たい友達が集まったもんです。
仕事から帰って来たある日の夜。
部屋で夕食を食べて、ほげーっとリラックスタイムしていた時のことです。
古い目覚まし時計のベルのような「ジー!!」っちゅう音がしたんです。
はい、これはアパートの火災報知機のベルの音でございました。
こういう時、「きゃぁ!火事だっ、逃げろ!!」って思うわないといけないっすよね?
でもでも何故か、こうは考えず、「おいおい・・・誰か消しなよ、誤報ベル!」って
考えません!?
この時、私も後者(笑)
しかし、何故かうるさい音は消えず、「ひつこいなぁ・・もう」状態(笑)
あまりの長いベルの音で避難!!・・・いえいえ、思わずドアを開けて他の住人チェック。
私と同じようにドアをあけて、様子伺ってる住人と「誤報やんなぁ~」なんて変な
確認しあって、また部屋へ戻る。
しかし、火災報知機のベルの音は鳴り止まない。
勘弁してケロや・・・もう。
そう文句言いながらも、若干の不安がよぎり、バルコニーに出てみたんです。
ほげーっ!!

下を見てびっくら!!
野次馬!?先に避難した住民!? 人だかり(笑)んでもって、みなさん上を見ている!
しかも、救急車、はしご車、大小の消防車が、てんこもりで赤い電気ぴかぴかさせてる・・。
ほんまもんの火事やんかいさぁ!!!ひょえぇぇぇ~。
取るものもとらず、部屋を飛び出し階段へ向かう。
きな臭い・・・。
下へ降りれば降りるほど煙が充満・・・。
本物の火事かぁ~!!

異国の地で死にたくねぇ~!!
やっとの思いで、ロビーに到着し、慌てて外へ。
優しくしてもらってた管理人夫婦も私を見つけて、「ティブロンちゃん、大丈夫?」
そうこうして、みんなで上を見ていたところ、犯人は2Fの住人。
タバコの不始末。
消化されたベットのマットレスが、窓から放り投げ出されてきました。
勘弁してけろや・・全くよぉ。
こんな貴重な経験をしていたことを思い出させてくれたのは、いつも読み逃げしてる
「十兵衛 ミネソタでの和犬の生活」さんちのボヤの記事。
十兵衛爺さん、可哀相にびっくり&パニクってちびっちゃったって・・ぷぷぷ。
火事は怖い。全てを焼き尽くして、何も残してくれないですからね。
戸締り用心、火の用心っす。


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